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She Loves『ソーシャルグッド(Social Good)』♪  より良い社会をつくるために頑張っている人たちの後方(広報)支援に熱中してます!

2018年06月08日

じぶんが興味・関心のある分野でお金を稼ぐのは難しいかも…。やりたいことはあるのに、その分野では稼げないかも…。そんな時あなたならどうしますか?今回は、じぶんの専門スキルを磨き続けた先に、「LOVE」な分野でそのスキルを活かすチャンスを得た女性のお話です。

自社製品や職場環境、尊敬する上司やユニークな会社の制度など、毎週様々な「はたらくインセンティブ」を持つシゴト充実系20代女子にインタビューする「She Loves…」。第3 回は、NPO法人等の広報・PRを専門に請け負う、ひとしずく株式会社に勤める高橋明日香さんをご紹介します。

同社は2016年3月に設立された、日本初のソーシャルグッド&NPO専門のPRエージェンシーです。社会課題解決に取り組む人たちをPR領域から後方(広報)支援する会社です。やりたいことはプライベートで実現しようと、働きながらNPOの活動にも精を出していた高橋さんでしたが、ひとしずくができたことで本業でやりたいことに携われるようになりました。

たかはし あすか(Asuka Takahashi) 28歳

ひとしずく株式会社 ( HP: http://hitoshizuku.co.jp/ ) PRコンダクター

神奈川県鎌倉市出身。立教大学在学中に、日本ケニア学生会議や複数のNPOの活動に従事。さまざまな社会活動に取り組むなかでNPOの広報の重要性を感じ、大学卒業後PR会社に入社。幅広い業界の広報経験を積む。並行して、NPO法人二枚目の名刺( http://nimaime.com/ )で、やりたかったNPO法人での広報に携わる。2016年にひとしずく株式会社ができたことで「やりたいことを本業にする」が現実的になり、個人的に小久保代表へアプローチ。接点を持ちながらPR会社でキャリアとスキルを磨き、2018年4月に同社へ合流。二枚目の名刺での広報も続けながら、現在は日本初の広報・情報の専門大学院である社会情報大学院大学にて、広報の専門知識やテクニックのブラッシュアップに努めています。

 

PRコンダクター(広報)のおしごと

ひと事でいうと、企業・団体が事業や商品について、「社会の人々に理解してもらい」「信頼関係を築き」「最終的にファンになってもらう」ためのコミュニケーション活動が「広報」です。たかはしさんは、その広報活動を支援する会社で働いているため、お客様(支援先企業や団体)の広報法活動をサポートしています。具体的には、広報戦略を企画立案したり、実際のコミュニケーション施策を企画・実施・運営(メディアとのコミュニケーション・記者発表会・一般向けイベントなど)するなどしています。

ここからは高橋さんに、現在のLOVEで溢れるお仕事に至った経緯を語って頂きます。

 

広報をやることになった大元のきっかけは、高校時代のケニア留学。

祖母は政治家の秘書、母は雑誌の編集者、と、たかはし家の女性はみんなバリバリのキャリアウーマン。それもあってか、家庭の教育方針は非常に放任的かつ本人のやりたいことを全力応援してくれる家でした。「その時にしかできない楽しいことを見つけて、全力でやりきりなさい」と、私が決めることに何一つ反対しないんです。そんな家庭環境ですくすく育った私は、ケニアへの留学プログラムのある高校へ入学。この教えに従うのであれば答えは明白、行くしかありません(笑)。ケニアの文化やひとびとの温かさに触れ、大学に行ってもなにかしらケニアに関わりたいな、と思いながら立教大学に進学しました。

 

「伝えること」の重要性に気づいた大学時代。

大学入学が決まってまずは、ググりました(笑)!検索キーワードはもちろん「日本 ケニア 学生」。調べて発見したのが、日本ケニア学生会議(https://japan-kenya.weebly.com/)でした。文字通り、日本とケニアの架け橋となることを目指した学生団体であり、ケニア在住のケニア人学生たちと組織を作って活動するんです。これは参加するしかない!と即決し、その活動にのめりこみました。そんな中、じぶんのまわりの人たちのケニアに対するすさまじい誤解に驚く場面がたくさん出てきます。「ケニア人はみんな足速そう」とか、「超高くとべそう」とか…。確かにアフリカの国になじみがある人なんてほぼいないし、興味を持って勉強する人たちもさほど多くないでしょう。それにしても、イメージで決めつけるのってどうなんだろう…と思い始めたことから、「伝えること」の重要性に気づき、広報・PRに関心が向くようになります。

 

「Social Good」な活動に取り組みながら、「伝える力」を磨く。

日本ケニア学生団体の活動を通じて、より良い社会を作ろうとするソーシャルグッドな活動にも大いに共感し、NPOの活動×伝えるを切り口とした活動を探しては参加するようになりました。認定NPO法人のカタリバ(https://www.katariba.or.jp/)はその一つです。その他、伝達力を鍛えるために、ダイヤモンド社のプレジデントオンライン(http://president.jp/)の学生記者にもチャレンジ。伝えることを学んでいるうちにいつしかこれを仕事にしたいと思うようになり、本格的に広報業務を目指すようになります。

 

関わりたい領域での広報職でごはんは食べられず…。

専門性を持って社会で活躍していた両親や祖父母の影響もあり、専門性を身に付けたいという思いは強く持っていました。広報職でスペシャリストになることを決めましたが、どうせやるなら大好きなSocial Goodな活動をしている団体に就職したいと思いましたが、生活費を稼げるようなところはほぼありませんでした。非営利団体なので十分な資金が無く、ほとんどの団体がボランティアで成り立っているからです。結局、就職時は、「専門性を磨くための仕事」と「やりたいこと(好きな分野に関わる)」ことを分けて考えるようになりました。そこで、共同PR社に就職して広報キャリアを積みながら、オフタイムではNPOの広報に携わるという、今の生活スタイルができ上がりました。

 

遂にやりたいことを仕事に!専門キャリアを積み上げてきたからこその転職実現でした。

前述の通り、2016年3月に弊社代表の小久保が、日本初のソーシャルグッド&NPO専門のPRエージェンシー「ひとしずく」を設立しました。これまで仕事にできないと思っていた領域が、ある日突然現実味を帯びてきたんです。いてもたってもいられず、じぶんから人脈をたどって小久保に接触し、2年弱の準備期間を経て合流しました。じぶんが本当に携わりたい分野でなくとも(=やりたいこと・関わりたいことでなくとも)、広報の専門スキルの習得と研鑽を続けてきたおかげで評価頂き、転職することができました。

 

Social Goodな活動の広報に関わることは私のライフワーク!今後もステキな社会活動が多くの人たちに正確に理解してもらえるよう、がんばります!!

Social Goodな活動は、気が付いたら好きになっていました。なぜLOVEかときかれるとうまく応えられません(笑)。今後についても、何か明確なビジョンがあるわけではありません。でも、今現在大好きと言い切れるこのSocial Goodの領域の理解をもっともっと広げていきたいですし、そのためのアイデアやスキルはどんどん身に付けて行きたいです。それはすなわち、広報の専門性を深めていくことに繋がるので、日々をしっかりと積み重ねていこうと思っています。

 

取材を終えて

高橋さん、ステキな女性でした。自発的なチャレンジと失敗を許容してくれる環境で育ったためか、何事にも前向きで、「まずやってみよう」というエネルギーを感じました。今回のケースは、「やりたいこと(かかわりたいこと)」と「できること(スキルやキャリア)」を分けて考え、後者を磨いておくことが将来の可能性を広げてくれたというお話でした。やりたいことってすぐに見つからなかったり、高橋さんのように、今はお金を稼ぎづらかったりといったことが多々あります。焦ってそれらを何とかしようとするよりは、まずは自分のできることを作り、それを磨き上げておくことも大事なのかもしれませんね。

 

※ご年齢・所属会社は、取材当時のものです。

 

取材日:2018年5月24日

文責:小林大志